スキンケア: 2008年1月アーカイブ

ピーリング用化粧品と一口に言っても、その種類はいろいろあり、たとえばAHAピーリング、サリチル酸ピーリング、サリチル酸マクロゴールピーリング、TCAピーリングなどといったものがあります。自宅でもできるピーリングの化粧品というと、日本では最も定評を得ているグリコール酸(フルーツ酸)によるケミカルピーリングがあげられます。

ピーリングの効果は、日本人や韓国人、中国人などの黄色人種の人が持つ肌質に対して、大きすぎる場合があり、そのためにお肌にシミができてしまうときがあります。そのため、日本人には強いピーリングはあまり適さないと言われています。

ピーリングには、化粧品によるお肌の整え方の他に、施術としてのピーリングがあり、これはグリコール酸(フルーツ酸)を使用して行われています。これで黄色人種の肌のタイプには強くききすぎるピーリングも安全で、なおかつ効果的に働くようです。さらに、リチル酸はピーリングに効果のあるもうひとつの成分ですが、これは有機化合物の一つで医薬品としては初めて合成されたものなのです。

以前グリコール酸によるピーリングではあまり肌を整えることがなかった人、またニキビの跡が特にひどい人や小ジワが多い人には、このリチル酸を使ったピーリングは効果を発揮するでしょう。ピーリングで使われるリチル酸は、エタノールに解かしてから用いられています。炎症や副作用が発見され、安全性には疑いが持たれております。施術を簡単に受けるのは難しいと言われています。色素の多い日本人の場合には、低濃度のフルーツ酸を何回か重ねて塗布するケミカルピーリングの方法が最も適しています。

ピーリングジェルは、夜のスキンケアの際に使用するのがベターです。ピーリングジェルは使い始めの時は毎日か1日~3日おきに使用し、ある程度溜まった角質が落ち、肌を触ってみて変化が現れたら、数日おきに使用するのが良いでしょう。

このピーリングジェルでていねいに顔を洗った後は、やさしく水分をふき取りましょう。ピーリングジェルで洗う方法は、まずジェルを10円玉くらいの大きさにして手の平に乗せ、顔の特に気になる部分につけ、そこをそっと指でなぞるような感じで徐々に顔全体へと伸ばしていきます。

そうすると毛穴の奥に残った皮脂や化粧汚れなど、古い角質になったものが自然に浮き上がりだします。強くゴシゴシこするような洗い方は、逆に肌を傷めてしまう心配がありますので、避けるようにしてください。おしまいに、ピーリングジェルで浮き出たよごれや肌の角質を、ぬるま湯または真水で洗い流し、ジェルが残らないようにていねいにきれいに落としましょう。

そのあとタオルで拭くとき、ゴシゴシとふき取るのではなく、肌をいたわるようにしながら水分を押さえて拭くようにしましょう。ピーリング後はたっぷりの化粧水で水分を補充して、乳液やクリームで充分に保湿しましょう。ピーリング石鹸はジェルタイプのものと違い、使ったとき少しピリピリする場合があるので、いきなり全体に使って肌に負担をかけないように、まずは、あごだけ、おでこだけ、などと皮膚の丈夫なところを使ってテストするようにしてください。

ピーリング石鹸は泡をしっかり作り、泡で肌の一部をなでるような洗い方をし、それに慣れてきたらだんだん範囲をひろげ、顔全体へと広げて洗うようにしましょう。角質が気になるところや、小鼻の周りなどは指を使ってマッサージした後、2~3分くらい放置してから洗い流します。

頭皮トラブルの症状で多いのが、頭皮のかゆみや炎症、激しいふけを伴う脂漏性皮膚炎です。

これは汗と同時に分泌された皮脂を放置したことで炎症を起こしている状態です。
そのまま放置していると
炎症が拡大してしまうので、弱いステロイド外用薬を使い、炎症を抑える頭皮ケアが必要です。
とにかく頭皮のケアは頭皮を刺激しすぎず、清潔に保つことが一番なのです!
たまにシャンプーやトリートメントなどで接触性皮膚炎になることもあります。
後頭部や耳の上のほか、首筋、背中などにも症状が出るのが特徴ですが、特別な頭皮ケアは必要なく、
トリートメントを良く洗い流すことで解決する場合がほとんどです。
頭皮ケアのつもりでゴシゴシ洗いすぎたり、痛んだ髪のケアのつもりで長時間トリートメントをつけたまま放置すると逆によくありません。

髪を洗うときには、余分な皮脂をシャンプーに溶かし込むよう優しくマッサージするのが頭皮ケアのコツです。
トリートメントも毛先につけるようにして、頭皮にはすり込まないようにすることも頭皮ケアになります。
もしも細かいふけが気になるようであれば、頭皮に保湿剤を補う頭皮ケアだけで治まります。
ハンドクリームやベビーローションでも代用できます。

特に冬になると、乾燥肌で悩む人が多いのではないでしょうか?

しかし正しい乾燥肌予防の方法を知らずに、悪化させる人が多いのも事実です。
乾燥肌予防のためには、その原因を知ることが大切です。

乾燥肌になる原因は一般に、先天的なものと、後天的なものとがあります。
アトピー性皮膚炎などのに多い先天性の場合は、遺伝ですので完治させるのは難しく、乾燥肌予防の方法をうまく使いながら、
長い目で見て乾燥性肌とつきあっていきましょう。

加齢や肌に合わない化粧品などで起こる後天的な肌の乾燥は、皮膚内の角質細胞間脂質と皮脂が少なくなり、
皮膚から水分に対する蒸発抑制力が低下し皮膚からの水分が蒸発することで起こるものです。
正しい乾燥肌予防法を知ることで改善できるでしょう。
乾燥肌予防法は主に6つあります。

暖房は必要最低限にとどめ部屋の湿度向上に心がけること、 熱いお湯による長時間の入浴は避けること、
液体やクリーム状の洗剤や洗顔料は多量使用しないこと(出来れば避ける)、タオルなどによる皮膚への強い刺激を避けること、
入浴後はすぐに保湿剤を塗ること、 下着や寝巻きは水分を含んできる綿製品を選ぶこと。
以上6つの乾燥肌予防を毎日続けることで、症状を緩和させることが出来るでしょう。

人間の肌は悲しいことに、25歳をピークにそれを過ぎると徐々に衰え始め、肌老化が始まります。

40歳では若い細胞がピーク時の半分の量になってしまいます。

肌老化は避けて通れないものなので、現在の科学・医療技術では食い止めることはできません。
しかしなぜか年齢のわりに若く見える人、年齢よりも老けて見える人がいるのは、
生まれ持った素質や遺伝子、また老化のスピードには個人差があるからといわれています。
しかし、若く見える人は肌老化していない、というわけではなく、肌年齢や肌老化というのは見た目には分からないものなのです。

皮膚はたしかに見た目の若さへの影響力が強く、一番外側にある表皮、奥にある血管や神経がある真皮、
主に脂肪でできている皮下組織の3つに分かれている肌は、肌の若さと深く関わっています。
肌老化を進行させる原因は意外と身近なところにあります。
紫外線に長時間にあたり続けたり、睡眠不足やストレス、喫煙や無理な運動、食生活のアンバランスなどを原因として、
過剰な活性酸素が発生すると、コラーゲンとエラスチンの構造(真皮)を徐々に崩し、肌細胞を壊していくのです。
これが肌老化を促進させる原因となります。肌老化には様々な要因があるのですが、ストレスや紫外線などによって、
徐々に年齢を重ねることで肌のハリや弾力性が失われていくのです。

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